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データサイエンスアワード2016 最終プレゼンテーション
「複合機ビッグデータを活用した故障予測」
株式会社リコー 新規事業開発本部 SBIセンター DI推進部
シニアスペシャリスト
奥 武憲 氏
講演概要
リコーは、主力製品である複合機において@Remoteというインターネットによるリモート監視サービスを提供している。カウンタ検針、故障時自動通報、使用状況報告などを行なう仕組みで、全世界で200万台以上が接続しており、日々全世界から稼働データが届く。これまで蓄積したデータは優に数百テラを超える。
リコーでは、データ活用のインフラ整備、分析ツールの導入、サイエンティストの育成を図り、@Remoteデータを活用した故障予測モデル開発を進めた。
故障には紙詰まり、画像不良、ソフトエラーなど様々あり、故障タイプごとにモデル開発を進めている。そして、日本全国の保守サービス網に対し機器診断カルテという診断結果を通知する仕組みを展開した。これによりお客様からのコールに応じた事後対応保守をこちらで気づいて対応する先回り保守に変えることでお客様のダウンタイム回避を実現。お客様からも驚きの声が届いている。
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