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データサイエンスアワード2017 最終プレゼンテーション
「データサイエンスと働き方改革〜安全で効率的なメンテナンスを目指して〜」
学校法人産業能率大学総合研究所
組織測定研究センター プロジェクト・マネジャー
福中 公輔 氏
講演概要
東京地下鉄様が行っている地下トンネルのメンテナンスにおいて、検査者の負担を改善するために実施した以下の4点に関するご報告となります。
  1. ITシステムを開発することでデータ蓄積の負担軽減と効率化を図ったこと
  2. 蓄積データを分析するための数理モデルを開発し、システム実装をして修繕計画立案に新たな視点を導入したこと
  3. 検査者がミスを犯す可能性を削減するために機械学習を活用したこと
  4. これらデータ解析的アプローチを、実業務への導入を実現して自分たちで運用するために、社内でデータサイエンティスト育成に取り組んだこと
プロフィール
2011年早稲田大学大学院文学研究科人文科学専攻 博士後期課程単位取得後退学。博士(文学)。早稲田大学文学学術院助手を経て2011年より現職に到る。もともと大学の研究者として、統計学やデータ解析の理論研究を中心に行っていたが、実務への応用に興味を持ち、現職となる。現在は企業内のデータサイエンティスト育成支援、企業内のデータ解析支援、データ解析プロジェクトを社内で実施する際の相談等を請け負っている。専門は「データ解析」「心理統計学」「テスト理論」など。