10:05-10:45
キーノートセッション
「人工知能・認知科学・データサイエンスの相互関係-歴史・現状・将来展望-」
独立行政法人 日本学術振興会 理事長
安西 祐一郎 氏
講演概要
講演者が40年にわたり経験してきた認知科学と人工知能の研究を踏まえ、人工知能・認知科学とデータサイエンスがどこでどのように接続しているのか、また接続・融合していくべきか、講演者の見解を語るとともに、政府による人工知能技術政策、特に内閣府と6省庁の連携による人工知能技術戦略会議および内閣府の官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)の動向について、データサイエンスとの関係を中心に述べる。
プロフィール
1974年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了。カーネギーメロン大学心理学科客員助教授、北海道大学文学部助教授等を経て1988年慶應義塾大学理工学部教授。2001-09年慶應義塾長。2011年より現職。人工知能技術戦略会議議長、内閣府官民研究開発投資拡大プログラム領域統括「革新的サイバー空間基盤技術」プログラムディレクター、文部科学省高大接続改革チームリーダー等。中央教育審議会会長、同大学分科会長、環太平洋大学協会会長等歴任。
認知科学・情報科学専攻、Learning by Doing および Human-Robot Interaction の先駆的研究で知られる。『心と脳』(岩波書店)、『講座コミュニケーションの認知科学』(全5巻、岩波書店)、など著編書多数。