17:10-17:55
「超ヤバいデータサイエンスの民主化」
DataRobot Japan
チーフデータサイエンティスト
シバタ アキラ 氏
講演概要
デジタルトランスフォメーションの名のもとに、今まで手を付けられなかった業務改革が進行中。蓋を開けてみれば思いもよらぬ程の会社の非効率を知らぬ間に大きく進歩したAI技術が解決してくれそうだ。データを自動的に分析し、人間の意思決定を更に高精度に肩代わりしてくれる。AI技術の導入には今まで希少なデータサイエンティスト人材が必要と思われていたが、近年AI技術導入そのものの自動化が進み、リテラシー高めの若い社員に任せておけば、間もなく大きなインパクトが出せそうだ。
一方、一時は「ユニコーン」ともてはやされ、高給取りの代名詞になったかと思えば、今や「民主化」の名のもとに誰もがデータサイエンティストになれる時代が到来との触れ込みに、データサイエンティスト達は不安を隠せない。データサイエンティストに未来はあるのか?民主化を達成した企業で私達データサイエンティストはどうなっていくのか?それともこれはベンダーの流したデマなのか?悪夢なら早く終わってくれ!
プロフィール
ロンドン大学高エネルギー物理学博士課程修了。ニューヨーク大学でのポスドク研究員時代に加速器データの統計モデル構築を行い「神の素粒子」ヒッグスボゾン発見に貢献。その後ボストン・コンサルティング・グループでコンサルタントとして、主にTMT/製薬業界でのデータ分析業務に従事。AIニュースキュレーションアプリ「カメリオ」を提供する白ヤギコーポレーションの創業者兼CEOを経て2015年にDataRobot Japanの立ち上げに一人目のメンバーとして加わる。