2024.04.22

【イマドキのデータサイエンティストに迫るvol.2 前編】

データサイエンティストの業務内容や働き方の実情を、多くの人に正しく知ってもらいたいと考え、企画を始めたインタビューシリーズ。

第二弾は、澪標アナリティクス株式会社でデータサイエンスチームのシニアアナリストをされている、岡部志帆さんのインタビューをお送りします。

澪標アナリティクス株式会社 岡部 志帆 氏 (29歳)

中途入社・データサイエンティスト歴4年目・シニアアナリスト

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−それでは、澪標アナリティクス株式会社でデータサイエンスチームのシニアアナリストをされている、岡部志帆さんにインタビューをさせていただきます。まず、現在のお仕事とご経歴を教えていただけますか。

岡部さん: 現在、データサイエンスチームのシニアアナリストとしてプロジェクト案件のマネジメントと分析業務を担当しています。2020年の6月に転職し、現在29歳です。新卒で入社した前職では、予約プラットフォームのデータベースエンジニアとしてデータ連携やデータウェアハウスを運用していました。

 

−データサイエンティストとしての仕事は、現在の会社で学ばれたのですか?

岡部さん: はい、そうですね。学び始めて4年目になります。

 

−学生時代はどのようなことを勉強していましたか?

岡部さん: 文学部でドイツ文学専攻でした。当時は熱意を持って入学したのですが在学中に「何か違うな…」という感覚があり、英米文学の講義を聞いたりして、言語コーパスを使った解析に楽しさを感じたりしていました。文学部だったので全く統計はやりませんでしたし、同じ学部の友人で最初の就職でエンジニアになる人は一人もいなかったと思います。

 

−それでは、なぜエンジニアの道を選ばれたのでしょうか。

岡部さん: 元々私は図書館司書を目指していましたが、就職はかなり狭き門だったので「では、何をやろうか…」と。ちょうどその時に図書館司書の講座でデータベース活用やSQLを使った検索に興味が湧き「エンジニアもありかもしれないな…」と門を叩いた形になります。そもそも文学部でしたが、元々理系の方のタイプだったのかもしれません。数学が得意なわけではないのですが…。

 

−データサイエンティストが全員数学が得意なわけではないんですよ(笑)。

岡部さん: そうなんですね(笑)。

−少し踏み込んだ質問になりますが、給与体系はどのようになっているのでしょうか。また昇給のチャンスはありますか?

岡部さん: 私は現在、職歴的には7年目で、シニアアナリストです。弊社ではシニアアナリスト職だと年収ベースで500万円中盤から700万円前後の給与水準になっています。昇給のチャンスは1月と7月、年に2回あります。1月の昇給は「MBO」という制度で、自ら手を挙げて申告する制度になっています。自分の声が上層部に届く仕組みで、前職にはなかったので面白いなと思います。

 

−面白いですね。「MBO」とは具体的にどのようなことをされるのでしょうか。

岡部さん: マネージャーに対して、次のキャリアに向けた計画と月次の定量報告を自発的に提出することが求められます。結果が見えてきた時は「これだけ頑張っているから、昇給させてほしい」という声を伝えることができます。自分の頑張りが上層部に届くので、積極的に活用していきたいですね。

 

−社内で「MBO」制度を活用されている方はどれくらいいるのでしょうか。

岡部さん: 私が入社した当初は、まだ少なかった気がしますが、今は対象メンバーの半分弱(40-50名)が制度を活用していると思います。上層部の方も計画と報告をしっかり見てくださっているイメージがあるので、40-50名を見るのは大変そうですよね…(笑)

 

−大変そうですね。岡部さんは今年は「MBO」を活用されたのでしょうか?

岡部さん: いえ、今年は活用していないんです。今の給与が、私にとっては背伸びをしていると思っており、会社や上司が私に対して期待を持ってくれていると感じています。「もっと頑張らなきゃな…」と思っているんです。

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取材日:2024年2月19日
インタビュー: 
 データサイエンティスト協会 企画委員会 
  株式会社GRI 上野・小林

ライター:
  株式会社BICP DATA 山田
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