データサイエンティスト協会の一般(個人)会員向けに調査を実施 2026年版

データサイエンティスト協会の一般(個人)会員向けに調査を実施 2026年版

AIの業務利用割合は74%まで伸長する一方で、業務組み込みや活用推進にも41%が関与。業務満足度は46%と前年比9ポイント増、将来性は低下傾向が継続。独自育成プログラム保有率は24%で停滞し、環境整備・待遇改善が課題。

<調査結果のまとめ>

  • 生成AIの業務での利用率は2023年31%から、2024年では倍近くの60%、そして2026年74%まで伸長
  • ドキュメント要約からプログラム作成・デバックなど専門業務まで幅広いシーンで生成AIを利用
  • AIの業務組み込みや活用推進に関与しているのは41%
  • 業務満足度は46%で、前回から9ポイント上昇
  • データサイエンティストに将来性を感じている割合は70%と高い水準にあるが、低下傾向が続いている
  • スキルが活かせているのは27%に留まる
  • 転職未経験者が62%とこれまででもっとも低く、人材の流動性が高まっている
  • 社内の部署異動、他職種からの転職が多く、新卒からデータ分析業務に就くケースは少ない
  • データサイエンティストのジョブ型雇用は22%と、一般企業のジョブ型雇用割合よりも低い
  • 社内に育成プログラムがある割合は24%とここ数年伸び悩んでいる
  • データサイエンティストとしてのキャリア形成やロールモデルの不足が課題に挙げられる

【調査の趣旨・目的】

データサイエンティスト協会 調査・研究委員会(委員長 塩谷周久)では、データサイエンティスト協会に所属している一般(個人)会員を対象に定期的なアンケート調査を行い、現在データサイエンティストとして活動している人の実態を把握しています。この調査は、2015年から継続して実施しており、今回で10回目となります。2025年11月にスキルセットが刷新され、その新たなスキルセットに対する認知から活用状況までを聴取しております。また生成AIの活用だけではなく、生成AIの業務プロセスへの関与に関する項目を追加しました。

データサイエンティストの特徴、スキル、企業に対する要望、業務満足度、将来性などを定点で把握することで、企業とデータサイエンティストのマッチングに関する現状を明らかにしています。

 

【調査結果について】

今回の調査結果について、調査を担当したデータサイエンティスト協会 調査・研究委員会の友田彩子(株式会社オリコム)は次のように述べています。

「データサイエンティスト協会の一般(個人)会員を対象に10回目の調査を実施いたしました。今回の調査では、生成AIの急速な普及により業務内容や役割が変化する中、データサイエンティストに求められるスキルや期待の領域が広がっている実態が明らかになりました。業務満足度は回復傾向にある一方で、将来性への評価は引き続き緩やかに低下しており、こうした変化への対応が求められています。さらに、評価制度や育成・キャリア支援など組織面での課題に加え、ジョブ型雇用の浸透の遅れなど制度面での課題も依然として大きく、これらが満足度に影響している傾向も見られます。今後は、AI活用前提の価値創造人材への転換を見据えた人材育成と、組織的な支援体制の整備が重要になると考えられます。 」

【調査概要】

調査対象 :データサイエンティスト協会 一般(個人)会員全体

調査手法 :インターネット調査

調査期間 :2026年2月2日~3月11日

有効回答数:323人

 

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