2021.08.18

データサイエンティスト協会 代表理事 草野が語る「データサイエンティスト検定への想い」

こんにちは、事務局広報担当の真田です。
2021年9月、いよいよ 『データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル(略称:DS検定™ ★)』が始まります。それに先立ち、当協会 代表理事の草野に検定にかける想いを聞きました。

 

草野さん

- どのような経緯でデータサイエンティスト検定™ を始めることになりましたか。

協会としてスキルチェックリストを2015年にリリースして以来、認定試験の実施については定期的に検討をしてきました。昨年、文科省の「数理・データサイエンス教育強化方策」に基づき、大学でデータサイエンスが必修化され、それを受けてモデルカリキュラム(※1)もできました。これにより、スキル・知識をちゃんと身につけた人を証明できるものがますます求められていると思い、社会的需要に応える形で今回の検定を始めることにしました。

- 検定と同時に発表されたDi-Liteについて教えてください。検定とはどういう関係なのでしょうか?

Di-liteは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と日本ディープラーニング協会と当協会の3団体で協議する、デジタルリテラシー協議会の中で定義している、IT・データサイエンス・AI を使うための基礎的なスキル・知識・マインドのことです。そもそも、IPAはコンピュータソフトウェア、ディープラーニング協会はA I・ディープラーニング、当協会は数理・データサイエンスと3団体がそれぞれの分野で、基礎的なレベルの検定を進めてきました。これに、これからのSociety5.0の世界を豊かなものにしていくために、エンジニアだけではなく、企画やマネージメントに携わる人たちにも、もう少し踏み込んだそれぞれの知識を最低限身につけて理解できる人たちを増やさなければならないという3団体共通の問題意識が加わり、それぞれの領域が重なるところもあるので、初学者がどこから入っていったら良いか、全体像はどんな風になっているのか分かりやすく整理して社会に発信するため、協議・協力が始まりました。また、これからの時代、3分野を跨いだ知識を有する人材が必要ということで相互にプロモーションしていく等、定期的な連携をしていきます。

- どのような方にこの検定を受験してもらいたいですか。

一つは、大学で必修を受けた学生さんです。しっかり知識が身についているかの確認のために受けていただきたいですね。それ以外にもこの手の検定試験の意義は、当該領域の知識を体系的・網羅的に勉強できることだと思っているので、データサイエンスに興味を持っていただいた皆さんに最初の一歩として受けていただき、そこからデータサイエンスの知識を深めて行っていただけたらと思っています。

- 最後に検定を受ける方や受験を検討している方に向けて草野さんからメッセージをお願いします。

検定試験実施の発表から試験までの時間が短いと感じる方も多いかもしれないですが、対策講座等パートナーの企業と協力してどんどんこれから実施していきますし、公式リファレンスブックも出版される予定です。今回の試験は、9月末まで受験できますので、準備期間が1ヶ月以上あるかと思います。特に学生さんなどは夏休みを利用して、この機会に是非受験してみてください!

ありがとうございました!
検定に向けて準備しているみなさま、頑張ってください!

※1.数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムより公開

カテゴリ
アーカイブ
記事アクセスランキング
タグ