こんにちは。データサイエンティスト協会 学生委員会の村上です。
2025年11月4日(木)、お茶の水女子大学の伊藤貴之教授(共創工学部文化情報工学科/理学部情報科学科)の講義「マルチメディア」(理系2年生向け)の一環として、講義を一コマ担当させていただきました。女子大学での講義ということで、今回は企業(野村総合研究所(NRI)、コニカミノルタ、日本航空(JAL))で働く現役の女性データサイエンティスト3名に登壇いただきました。データサイエンティストとしての彼女たちの日常を語っていただくことで、学生さんにデータサイエンティストに対する理解を深めていただきました。
1. 講義の流れ
まず、データサイエンスおよびデータサイエンティスト協会の紹介の後、データサイエンティストである登壇者3名が、自己紹介、自社の事業概要および自身の業務、1日の流れなどを紹介しました。 そして最後に、参加学生さんから寄せられた質問に答える Q&A セッションに進みました。学生さんからは、時間の都合上すべての質問に答えられないほどの多数の質問が寄せられ、講義終了後も学生さんが質問にいらっしゃったほど盛況となりました。

講義の様子。野村総合研究所の原野さん(写真中央上)にモデレーターを務めていただきました。
2.データサイエンティストの業務紹介
トップバッターはDS協会の学生委員会メンバーでもある原野さん。学生時代にデータ分析コンペに参加したことをきっかけとして本格的にデータサイエンティストを志し、現在はコンサルタントの顔も持つ原野さんですが、業務では常にプログラミングや分析をしているわけではなく、顧客のもとで課題の抽出や解決のために対話を重ねることも多いそう。業務の魅力として挙がったのは、幅広く業界の変革に携わることができること。顧客には官公庁やトップ企業も多く、売上予測などの顧客の課題解決はもちろん、社会に対する発信活動、さらにはその裏でデータを作ることも、原野さんらの仕事とのこと。二児の母でもある原野さんは、育児との両立に目下奮闘中。
コンサルタントは裁量労働制のため、実は時間的な融通は効きやすく、同僚とのコミュニケーションの中で育児と仕事の両立を目指しているそうです。
続いては、学生時代に物理を専攻していた三宮さん。専門性を活かせる企業を志し、高いイメージング技術を有するコニカミノルタに入社。入社当時は技術開発志望で、データサイエンティストを志してはいなかった三宮さんに転換点がやってきたのは、技術営業に数年従事したのちの部署(現部署)への異動。現在は、生産工場、営業、介護施設など、幅広い分野で「お客さんの真の要望」を探し出し、「困りごとが解決できるようにデータを料理」して、結果共有・提案を行うことで、社内のあらゆる困りごとを解決中。仕事もプライベートも大事にしたい三宮さんは、会社のフレックス制度を活用し、仕事後の趣味時間を確保して、休日には海外旅行に行ったりしているそうです。
最後を飾るのは、松本さん。就活生時代には人々の生活の根幹を支えるインフラを志し、学生時代に専攻したデータサイエンスを生かすことのできるJALでの道を歩む松本さんは、視える化、機械学習予測、さらには顧客属性分析などを担当してデータサイエンスを駆使し、社内や顧客の意思決定を支援。会社には顧客データだけでなく飛行機のデータも存在するとのことで、今後も幅広くデータサイエンスができそうです。「学生時代の部活動で得た“チームで1つの目標にむかって、それぞれの役割を担いながら切磋琢磨し、目標を達成できる”経験は、仕事においても通じるものがある」と話す姿が印象的でした。松本さんも、休日は旅行などで羽を伸ばしているそうです。

学生さんからの質問に対する回答風景(左から野村総合研究所の原野さん、コニカミノルタの三宮さん、日本航空の松本さん)
3. まとめ
今回は女子大での講義ということで、女性データサイエンティストにお話しいただきました。3名とも単にデータ分析をこなすのではなく、顧客の課題解決を意識して仕事を進めていました。また、3名ともフレックス制度を活用し、仕事はもちろん、育児や旅行などのプライベートも充実させているように思えました。質疑応答のセッションではいくつも質問を頂きましたが、たとえば「数学的知識は必要か」という質問に対しては、「ある程度の分析はPythonなどのライブラリを使えば問題ないが、それらをモディファイしようとすると、数学力が必要」というような回答がありました。私としても、データサイエンティストは普段からデータに触れて数字をベースに考える業務なので、基礎としての数学的思考力は重要だと思います。
今回の講義を通じて、学生の皆さんが少しでもデータサイエンスやデータサイエンティストに興味を持ち、今後の進路選択等の参考にしていただければ幸いです。
最後に、本講義の開催にあたり、多大なるご協力を賜りました登壇者の皆さま、ならびにお茶の水女子大学の伊藤貴之先生およびスタッフの皆さまに、心より御礼申し上げます。

講義終了後に大学本館前で。御三方、ご登壇ありがとうございました!
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