データサイエンティスト検定、始動!の楽屋裏の話。その1

       - スキルチェック   執筆者:事務局

この物語はフィクションです。フィクションのつもりもないのですが、なにせ協会事務局員サエキは揮発性メモリーかつ、至って前向きな性格なので過去の出来事はどしどし忘れる習性です。あしからず。

では、いざ。

2020年年初。毎年始めのスキル定義委員会は「今年、何しようか」議論からスタートします。隔年でスキルチェックリストを更新している我々にとっては2020年はいわゆる閑散期といいますか、ともするとぼーっと一年を過ごしてしまうかも。。という不安とお気楽さが入り混じった年初でもあります。

さて、その「何しようか」という議論が始まり、安宅委員長が順番に聞いていくわけですが、古株のチェンジ(当時)高橋さんが、「スキルチェックリストを我々はもっと本気で普及させるべきである」と投げ込みをしてきました。この高橋さんという人はですね、年初にいつも重い球を投げ込んでくる人でして、その前の年は「データサイエンティストという職業は世に輝きを放っているのか?」という問いをぶっこんできたことをサエキのメモリーはギリギリ覚えています。

そんな年初を過ごし、結局、2020年4月まで議論を重ねた結果、普及課題を突き詰めると、「我々は『データサイエンティスト資格試験』を本格検討すべきではないのか?」という問いに発展しました。この問いには過去何度かぶち当たってます。その度に「大変すぎる」というごく実質的な理由で諦めています。安宅さん、高橋さんを中心とした議論の中でまたこの問いがグルグルとしてきました。ああ、そうだよね。資格試験だよね。わかってる。うん。大事っす。実際、目の前の仕事の広がりも感じてるし、学生の教育改革も始まるよね、みんな目指してくれるといいなと思ってる。そこに基軸的なものも必要だし、本気で普及させるなら試験という形式の方がわかりやすい。それも知ってる。で、試験ってことは、試験問題を作るんでしょ。つまり、半ば永遠に。で、スキル定義も更新するんでしょ。それも、半ば永遠に。ああ。長い道のりだよねえ。人生とはかくあるべき、なのである、のでござる、というわけでござる。

会議中にそんなふうに人生を顧みつつ、サエキはみんなの考えを聞いてました。安宅さんも「協会設立当初から資格試験はいつ作るんだ?と、アカデミアの先生方からもずっと要請され続けている」と、吐露しつつ、「みなさんに多大なる負荷がかかるのは目に見えているが、どうですか?踏み出しますか?」と。

スキル定義委員のみんなは普通に仕事で忙しい中、よなよな集まって、自分の時間を費やして、ってゆうか、ちょいと命を燃やして、社会に発信をし続けています。それは個々人が好きで、楽しくてやっているのでもちろんいいのですが、でもやっぱり大変なわけです。隔年でスキルを見直すのがまあ精一杯。その間で検定試験って。。現実的なのかな?

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結局、その場は社会における資格試験の重要性と策定する責任の重さをみんなで確認しあい、とりあえず前向きに進めるべく、問題を作ってみよう、となりました。

それが、このプロジェクトの始まりです。この約1年後に発表することになります。

続きはまた次回に。この調子だとその10くらいまで書けそう。揮発性メモリーの寿命との戦いだな。