2023.06.05

【イベントレポート】 NexTech Week 2023 春の基調講演「デジタルリテラシーからはじまるDX人材育成」にて講演しました

【イベントレポート】 NexTech Week 2023 春の基調講演「デジタルリテラシーからはじまるDX人材育成」にて講演しました

2023年5月11日(木)、NexTech Week 2023 春(会場:東京ビッグサイト)にて「デジタルリテラシーからはじまるDX人材育成」と題したセミナーが開催されました。このセミナーでは、当協会も参画しているデジタルリテラシー協議会(Di-Lite)の協議委員によるセッション形式で、企業がデジタル分野のリスキリングに取り組む際の課題やデジタル人材の育成方法について話し合われました。

「デジタルリテラシーからはじまるDX人材育成」

◆開催概要◆

日 時:2023年5月11日(木)10:00〜11:00

◆登壇者◆

(一社)データサイエンティスト協会 代表理事 高橋 隆史氏
(独)情報処理推進機構 顧問 富田 達夫氏
(一社)日本ディープラーニング協会 特別顧問 西山 圭太氏
デジタルリテラシー協議会 小泉 誠氏

セミナーの冒頭では、ITパスポートをはじめとした、Di-Liteが推進する各試験についての紹介が行われました。現代のさまざまな業界や業種において、ITは不可欠な存在となっており、ビジネスパーソン全員がITの知識を習得することが求められています。特にITパスポート試験の受験者数は年々増加し、令和5年3月には25万人を突破しました。
近年はデジタルを「使う」知識だけではなく、改善、設計、管理などのデジタルを「作る」知識も求められるようになりました。そのため、「ITパスポート試験」に合格したうえで、「DS検定リテラシーレベル」と「G検定(ジェネラリスト検定)」など、より深い知識を有した人材が求められます。

 

セミナーの後半には協議委員によるパネルディスカッションが行われました。
特に注目を集めたテーマとして「ここ数年のデジタルリテラシーが与えた影響」と「生成AIが与える影響や影響を受けないもの」が取り上げられました。これらのテーマについて、3人のパネリストが実例を挙げながら、活発な議論を交わしました。デジタルリテラシーが与えた影響については、企業が直面する課題や成功事例があげられました。
生成AIの影響や影響を受けない要素では、技術の進化に伴う課題や生成AIを使う側の課題について議論されました。生成AIの導入によって生産性が向上することで、活用する企業と活用しない企業の間にはますます格差が広がることが予想される一方で、扱うには十分な知識とリテラシーが求められます。また生成AIにも不得意なものもあり、例えば過去のデータを基にするため、新しいものを創造することはできません。何を任せるかを考えるのは人間であるという意見が共有されました。

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