2023.11.16

【10thシンポジウム レポート】『生成AIでデータサイエンスの仕事はどう変わるか』(Stability AI Japan株式会社 Jerry Chi氏)

【10thシンポジウム レポート】『生成AIでデータサイエンスの仕事はどう変わるか』(Stability AI Japan株式会社 Jerry Chi氏)

2023年10月20日(金)、一般社団法人データサイエンティスト協会は「10thシンポジウム(会場:ウェスティンホテル東京)」を開催し、『生成AIでデータサイエンスの仕事はどう変わるか』セッションでStability AI Japan株式会社のJerry Chi氏が登壇しました。

 

生成AIでデータサイエンスの仕事はどう変わるか

◆開催概要◆
日時:2023年10月20日(金)14:30~15:10

 

◆登壇者◆
Stability AI Japan株式会社 Jerry Chi氏

 

生成AIの登場により、データサイエンスの仕事がどのように変化するかをテーマにセミナーが行われました。

データサイエンティストの生成AI活用法は、勉強、データ分析、チャート作成、自動要約、相談相手など、いくらでもあります。しかし、AIだけではしばらくできないこととして、人間関係をうまく理解し、それを配慮しながら目標設定することや、会社として、自分のキャリアとして、何をやるべきかの判断などが挙げられました。

そのような中で、今後、データサイエンティストとしてどういう人材が必要になるかという議題では、新しい情報やツールに敏感で、すぐ使いこなせるようになれる人材、AI開発をするための学習にもAIを活用し積極的に効率よく学習ができる人材、AIを自分が使いこなすだけではなく組織への導入などができる人材が必要だと述べられました。さらに、プロデューサーとしての能力やソフトスキルをもつ人材の必要性についても語られました。

 

Jerry Chi氏は今後の展望について、ほとんどの会社・組織は生成AIを導入していくため、生産性は大幅にアップすると述べました。なお、今後の課題として、AIに依存しすぎることによる検証能力の低下を挙げました。

 

最後の質疑応答では、今後の開発計画として、特定の業界に特化したモデルケース、例えば音声・音楽のモデルについて施策中と述べました。さらに、これからのデータサイエンティストはAIを使ってどう学ぶかという質問に対して、自分のスキルアップのために、概念について突き詰めること、その勉強のプランを立てる必要性について言及しました。

 

そして、SNSで話題となっていた画像生成AIの著作権に関しては、生成された画像が既存の画像に似ているかどうかを感知、ブロックするツールを作りたいと述べ、セミナーを締めくくりました。

セミナーの様子

Stability AI Japan株式会社=https://ja.stability.ai/

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